今すぐレンズを外すべきサイン

コンタクトを使っていると、目が少し不快な日もあります。たいていはレンズを外して休めば治ります。
しかし、待ってはいけない症状もあります。米国食品医薬品局(FDA)は、コンタクトレンズを使うと目の感染症や角膜潰瘍のような深刻な問題が起きることがあり、これらはとても速く進むことがあり、まれに失明につながることもあると説明しています。
だからこそ、サインを知っておくことが大切です。
こんな症状があれば、すぐに外してください
FDAが挙げている目の刺激や感染の症状は次のとおりです。
- 不快感
- 涙が出すぎる、または目やにが出る
- いつもと違うまぶしさ
- かゆみ、焼けるような感じ、砂が入ったような感じ
- いつもと違う充血
- かすんで見える
- 腫れ
- 痛み
米国眼科学会(AAO)も同じことを案内しています。目がひどく赤い、痛い、涙が出る、光がまぶしいときは、レンズを外してすぐに眼科医に連絡するようにとしています。かすんで見えるときや、うみのような目やにが出るときも同じです。
とくに見過ごしやすい3つ
1. レンズを外しても続く不快感
レンズさえ外せば治ると思いがちです。しかし、レンズを外してもFDAのリストにある症状がそのままなら、なおさら眼科に連絡すべきサインです。
2. 急にまぶしく感じる
いつもは平気な室内の照明や画面が急にまぶしく感じるなら、それがFDAのいう「いつもと違うまぶしさ」です。疲れのせいだと見過ごしやすい症状です。
3. かすんで見える
レンズが汚れているだけだと思って、ふいてつけ直したくなります。しかし、かすんで見えることもFDAが挙げている症状です。症状があるときはレンズをつけ直さないというのがFDAの案内です。
外したあとにすること

FDAの案内は3つです。
- すぐにレンズを外し、つけ直さないでください。
- すぐに眼科の専門家に連絡してください。
- レンズを捨てないでください。 レンズケースに入れて保管し、眼科に持って行ってください。
3つ目は意外かもしれません。不快だったレンズはすぐに捨てたくなりますが、FDAはレンズをケースに入れて眼科に持って行くよう案内しています。レンズケースの手入れはレンズより汚れていたのは、レンズケースだったで取り上げました。
充血をとる目薬でごまかさないでください
赤い目を白くする目薬をさせば、見た目はよくなります。しかし原因はそのままです。この目薬がなぜコンタクトを使う人に向かないのかは、前の記事で説明しました。
ふだん準備しておくこと

米国疾病予防管理センター(CDC)は、今の度数に合った予備のメガネを持ち歩くよう勧めています。レンズを外さなければならないときにメガネがないと、不快でもレンズをつけたまま我慢してしまいがちです。
CDCが勧める基本の習慣もあわせて書いておきます。
- レンズに触れる前に石けんで手を洗い、完全に乾かす
- 眼科で夜間装用を認められていなければ、レンズをつけたまま寝ない
- 泳ぐ前やシャワーの前にレンズを外す
- レンズケースは少なくとも3か月ごとに交換する
- 年に1回、または案内された間隔で眼科検診を受ける
レンズに水がついてはいけない理由は、雨に濡れるのは平気なのに、なぜコンタクトをつけたままシャワーを浴びてはいけないのかで取り上げました。
ひとことで
痛い、赤い、まぶしい、かすむ、目やにが出る:レンズを外して、捨てずに、眼科に連絡してください。
参考資料
- 米国食品医薬品局(FDA)、Contact Lens Risks
- 米国眼科学会(AAO)、How to Take Care of Contact Lenses
- 米国疾病予防管理センター(CDC)、Preventing Eye Infections When Wearing Contacts
この記事は一般的な情報であり、診断や治療に代わるものではありません。目に異常があるときは、すぐに眼科の専門家の診察を受けてください。