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右目と左目で、コンタクトレンズの度数が違うのはなぜ?

2026.10.15
右目と左目で、コンタクトレンズの度数が違うのはなぜ?

初めての注文で、右は−2.00、左は−3.00のように二回選ぶことがあります。同じ顔の二つの目なのに、一箱にそろえられないのでしょうか。よく見える側に合わせれば簡単では、と感じるかもしれません。

左右の目には異なる度数が必要な場合があります。検査結果が違うだけで、おかしな処方とはいえません。注文を簡単にするために数字を変えるより、それぞれの処方を正しく区別することが先です。

二つの目は一組でも、同じコピーではありません

米国小児眼科・斜視学会(AAPOS)は、左右で異なる眼鏡処方を必要とする状態を不同視と説明しています。目の形が少し違うことで、近視・遠視・乱視の程度が異なることがあります。

数字が違えば、片目のレンズがもう片方にも合うとは限りません。マイナス度数だけの場合もあれば、乱視用ではCYLやAXISが違う場合もあります。「両方とも近視」だけでは同じレンズを選べません。

処方度数と視力表の結果も区別しましょう。箱の−2.00はレンズ度数で、検査で測る視力1.0とは別の情報です。混ぜて、どちらの目がどれほど悪いかを単純計算することはできません。

両目では困らなくても、差があることがあります

普段両目で見ていると、その差に気づかないことがあります。AAPOSは、不同視のある子どもが不便を訴えない場合もあると説明します。よく見える目が補い、保護者も日常では気づきにくいためです。

子どもでは視覚の発達に関係する場合があり、定期的なスクリーニングと必要な診療が重要です。ただし大人の処方が左右で違うからといって、子どもの弱視の説明をそのまま自分に当てはめられません。年齢、目の状態、検査結果を合わせて考えます。

家で片目を隠して見ることは、検査の代わりにはなりません。いつもと違うぼやけ方や左右差に気づいたら、受診時に伝える情報として記録しましょう。

左右のレンズを分けて整理する例
左右のレンズを分けて整理する例 · AI生成画像

注文では「強いほう」より右と左を記録

−2.00と−3.00を「弱いほう」「強いほう」とだけ覚えると、処方や製品が変わったときに混乱しがちです。右・左を基準に、製品名と数字を別々に記録するほうが明確です。

例えば「右:製品A、−2.00/左:製品A、−3.00」と書けます。この数字は説明用です。実際の注文には、現在有効な自分のコンタクトレンズ処方を使ってください。

米国FDAの処方案内も、度数のほかメーカーまたは素材、ベースカーブ、該当する場合は直径などを含むと説明します。米国の制度ですが、一つの数字だけでは製品確認に足りないことが分かります。

度数が同じでも、他の項目まで同じとは限りません

SPHやPWRが左右で同じでも、残りの項目が一致するとは限りません。乱視用はCYLとAXIS、多焦点はADDも含め、処方全体を確認してください。

眼鏡の度数をコンタクトレンズの注文欄へそのまま移す問題も別にあります。以前の記事で扱ったように、矯正方法が変われば別の確認が必要な場合があります。左右の区別と、眼鏡・コンタクトレンズ処方の区別を同時に行いましょう。

使用中のレンズがあれば、二箱の側面を並べ、符号、小数点、乱視軸を確認します。記憶で左右をまとめず、元の記録と注文内容を照合してください。

扱う順序を決めると、毎回覚える負担が減ります

正確に注文しても、朝取り出すときに左右が混ざることがあります。米国検眼協会(AOA)の管理案内は、いつも同じ目から始めるよう勧めています。

右でも左でも、自分で決めた順を保ちます。ワンデーは包装の度数を先に確認し、片方を終えてからもう片方を扱います。再使用レンズはケースの左右表示も確認しましょう。

箱の整理も同じです。異なる度数は二つの場所に分け、新しい箱を補充するときに処方と照合します。置き場所を先に決めておけば、その後の選択が簡単になります。

左右それぞれの処方情報を相談する様子
左右それぞれの処方情報を相談する様子 · AI生成画像

足りない側を、残っている側で代用できる?

片方だけ先になくなると、残った側を一時的に使いたくなるかもしれません。しかし注文の都合は処方を変える理由になりません。異なるレンズが処方されているなら、勝手に同じ度数にしたり中間値を選んだりしないでください。

次の注文前には総数だけでなく、右と左の残数を別々に数えましょう。各眼に必要なものを区別した記録は、次の検査や再注文にも役立ちます。

異なる二箱は、左右の差を注文に反映した結果かもしれません。必要なのは数字を一つに減らす工夫より、それぞれの処方を最後まで正確につなぐ習慣です。