コンタクトレンズが本物かどうか確かめる方法

それらしい箱だけでは足りない
コンタクトレンズは、美容品のように見えることがあります。
おしゃれな包装。
色の名前。
ブランドのロゴ。
オンラインのキャンペーン。
しかし、大きな違いが一つあります。
コンタクトレンズは、目の上に直接のる。
だから、本物であることや製品の状態は、多くのふつうの消費財よりずっと大切になります。
ファッション小物が偽物だったら、お金を失うかもしれません。
コンタクトレンズが偽物だったり、傷んでいたり、汚染されていたり、正しく保管されていなかったりしたら、目が危険にさらされるかもしれません。
だから、いちばん大切な問いはこうではありません。
「この箱は本物に見える?」
こうです。
「この製品は信頼できる流通経路を通ってきたか。そして細かい情報はすべて筋が通っているか」
まず、値段だけでなく販売者を確かめる
値段がずっと安いからといって、すぐに偽物だということにはなりません。
値段の差には、正当な理由もありえます。
大量の仕入れ、
キャンペーン、
為替の違い、
地域ごとの価格、
在庫処分のセール。
しかし、値段が異常に安く、販売者がはっきりわからないなら、用心する理由になります。
販売店が次のものを示しているか確認しましょう。
会社名、
連絡先、
返品・返金の方針、
わかりやすい製品情報、
そして信頼できる事業の実態。
プロらしく見えるのが商品写真だけなら、それでは足りません。
オンラインでコンタクトレンズを買うとき、販売者も製品の一部です。
箱に書かれた大切な数字を確かめる
コンタクトレンズの包装には、ブランドの表示だけでなく、もっと多くの情報があります。
たとえば、次のようなものです。
- 製品名
- メーカー
- PWRまたはSPH
- BC:ベースカーブ
- DIA:直径
- LOTまたはロット番号
- EXP:使用期限
トーリックレンズなら、次のものもあるかもしれません。
- CYL
- AXIS
これらの情報は、外箱と中の一つひとつのブリスターで一致していなければなりません。
たとえば、箱には-3.00と書かれているのに、ブリスターには別の度数が書かれていたら、そのレンズはつけないでください。
トーリックレンズなら、PWRだけを確かめるのでは足りません。
PWR、CYL、AXISのすべてが大切です。
ロット番号だけでは本物の証明にならない
こう考える人もいます。
「ロット番号があるから、本物に違いない」
残念ながら、そう単純ではありません。
偽物の包装は、番号、バーコード、ラベル、さらにはQRコードまでまねることができます。
QRコードが役に立つのは、メーカーがそれを公式の確認のしくみの一部として実際に使っている場合だけです。
だから、一つの点だけに頼らないでください。
本物かどうかは、次の組み合わせで判断するほうが確かです。
販売者の信頼性+包装+製品の情報+密封の状態+メーカーによる追跡のしやすさ。
ブリスターをよく見る
レンズを1枚ずつ入れている小さな密封容器を、ブリスターといいます。
新しいレンズは、しっかり密封されているはずです。
次のようなときは使わないでください。
ふたがはがれかけている、
開けられたように見える、
液がもれている、
レンズが破れて見える、
レンズが異常に乾いて見える、
包装が目に見えて傷んでいる。
カラーレンズなら、色や印刷の模様がいつも届くものと大きく違って見えないかにも注意しましょう。
何かおかしいと思ったら、こう考えるときではありません。
「たぶん大丈夫そう。一回だけ試してみよう」
コンタクトレンズは、試しに節約してみるのに向いた製品ではありません。
包装が違うからといって、すぐ偽物とはかぎらない
逆のまちがいもあります。
箱がネットの写真と少し違って見えるので、偽物に違いないと思いこんでしまうことです。
メーカーは包装を新しくします。
市場によって、言語や表示が違うこともあります。
30枚入りと90枚入りが、同じ見た目とはかぎりません。
地域ごとの版で違うこともあります。
だから、色やレイアウトの違いだけでは、何の証明にもなりません。
本当に心配なら、いちばん確かな方法は、次のものを添えてメーカーや正規の販売経路に問い合わせることです。
製品名、
ロット番号、
写真、
そして販売者の情報。
本物でも、正しく保管されていたとはかぎらない
もう一つ、大切な区別があります。
製品が本物でも、悪い状態で届くことがあります。
配送と保管は大切です。
注文した品が届いたら、全部を開ける前に確かめましょう。
次のような点を見てください。
外箱が傷んでいる、
ブリスターから液がもれている、
使用期限までの残りが短い、
処方の値がまちがっている、
異常な熱や湿気にさらされた跡がある。
何かおかしいと思ったら、レンズをつける前に販売店に連絡しましょう。
レンズが急にまったく違って感じたら、外す
レンズが本物かどうかにかかわらず、次のような症状がはっきりあるなら、無理に「慣れよう」としないでください。
痛み、
充血、
かすみ、
まぶしさ、
続く刺激感。
レンズを外しましょう。
症状が続くなら、眼科の専門家の適切な診察を受けてください。
新しい箱を、我慢くらべの場にしてはいけません。
目は、星1つのレビューを書いてはくれません。
たいていは、もっと直接的なやり方で文句を言ってきます。
いちばん簡単な本物の確認は、支払いの前にできる
消費者がすべての偽物のコンタクトレンズを見分けられる、完璧な家庭での検査はありません。
いちばん単純な方法が、今もいちばんよい方法です。
追跡できる、信頼できる流通経路を持つ販売店から買うこと。
そして製品が届いたら、次のものを確かめる習慣をつけましょう。
製品、
度数、
LOT、
EXP、
そして密封の状態。
偽物のレンズを避けるいちばんの方法は、偽物を見破る専門家になることではありません。
どこで買うかを、もっと上手に選べるようになることです。